scrap-it-to


田中経一おすすめ作品

2019.04.12 19:04


好きな小説
歪んだ蝸牛 田中経一


おすすめ度 4.0
新東京テレビの「生激撮! その瞬間を見逃すな」は警察の捜索シーンを生放送するというバラエティー番組で、高視聴率の人気番組だ。
そのプロデューサー五味剛は過去に別の番組でヤラセを指摘された。五味はこれからもヤラセをやり続けると言って干されていたが、現場復帰してこの超人気番組を作り上げた。
その収録現場で立て続けにトラブルが起こる。そのトラブルはいずれも五味と同期で編成部長の板橋に対する嫌がらせのような内容だった。板橋は過去に五味が起こしたヤラセについて処分を下した人物だった。番組の中でのトラブルは、ヤラセの件で板橋に怨みを持つ五味の仕業ではないかと疑われた。
疑った人物は今年入社した新人アナウンサー板橋凜、板橋の娘だった。凜は五味の仕業だという証拠をつかもうとする。
いったい誰の仕業で起こったトラブルなのか?
五味の知らないところでは権力闘争もからんでいく。
五味という男のテレビ屋として番組制作の志に感動します。テンポよく読みすすめられて映像が浮かぶような作品でした。



好きな小説
キッチンコロシアム 田中経一


おすすめ度 4.0
これはフィクションですが、昔人気のテレビ番組「料理の鉄人」をモデルにして、そこから広がるストーリーです。登場人物も当時の鉄人や筆者自身がモデルになっています。
「料理の鉄人」を知っている世代は特に面白い作品です。

料理の異種格闘技番組「竃(かまど)の鉄人」は富士テレビの人気バラエティ番組だ。
番組の主役は、もちろん和の鉄人、道場六三朗。
その道場に闘いを挑むのは、フランスの名門レストランで腕を磨いた注目の若き女性シェフ、河田千春。
実は15年前に道場と河田にはある因縁があった。この因縁が物語を面白くしている。
千春が番組オファーを出演を受けた理由には、自分の店の宣伝以外にある思い(秘密)があった。
その思い(秘密)が道場との因縁に関係してます。
それがどのように展開するのか、それ以外にも盛り上がる箇所がたくさんあります。
ひとつのテレビ番組を作り上げるテレビ関係者の努力と苦労。
料理にこだわる料理人の志、料理に対する考え方の違い、等々。
そして家族への思い、絆まで。
番組を製作していくうちに徐々に明かされていく過去。
何度も心打たれる場面があるはずです。
そして最後にわかる衝撃の真実。感動すること間違いない作品です。


コメント0

コメントする

タグ


この記事を通報する